2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「定本」?「底本」じゃなくって

これ買ったら、もしかして『シナリオ悪霊島』に巡りあえるかもと思って買った。悪人 シナリオ版 (朝日文庫)作者: 吉田修一,李相日出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/08/06メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 34回この商品を含むブログ (16件) を見…

映画ジャケ今のランキング

以前のランキングを発表した時からぽつぽつ新しいものが増えたんで、今のランキングを選んでみた。

本の水先案内人としての村崎百郎

危ない1号 (第2巻) での「想像力と妄想力を鍛える鬼畜的読書のススメ」では、その煽動的なタイトルや文に反して、積極的にペヨトル工房の本を奨めるなんていう人のイイところを見せた黒田一郎であるが、この2,3年後の前世紀末ニッポンにおいてこの人(=村崎…

悪趣味な死体/じゃない屍体

「悪趣味」はやはりブームだったのだろう、『死体の本―善悪の彼岸を超える世紀末死人学! (別冊宝島 (228))』は版を重ね、僕の手元にあるのは95年8月の初版発行から1年と4ヶ月後の96年12月の12刷である。んで、その「巻末広告」が である。「好奇心にジャンルはな…

文豪ジャケでおっぱいジャケ、さらに・・・

今まで室生犀星、山本 有三、遠藤周作、谷崎潤一郎という、いかにも高校の「文学史」の教科書(副読本)に載ってそうな作家の映画を紹介してきたんだけど、今回のは以前からネット上でその存在は確認していたんだけど、なかなかめぐり合えなかった一品(逸品)。 …

完全に忘れていた、栄えある「第1回」

忘れていたといえば『危ない1号』に触れるのも忘れていたようだ。例えば 危ない1号 (第2巻)作者: 東京公司出版社/メーカー: データハウス発売日: 1996/04/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 『危ない1号第2巻 特…

『バッドテイストムービー劇場』とか『イイ趣味映画劇場』

そういえば悪趣味洋画劇場 (キーワード事典)作者: キーワード事典編集部出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 1994/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見るを忘れていた。 この本は『サブカルチャー世界遺産』の町山智浩イ…

次に元朝ドラヒロインでヒロインの母を演じるのは

現在放送中の「てっぱん」のヒロインのお母さん(まあ説明はいらんやろ)役の安田成美は、いわくつきの元朝ドラヒロインである*1。降板理由が塩田がいうようなことなら「ドク」はどうなんよということになるのだが・・・ それはさておき、元ヒロインでヒロインの母親…

山口かほるさん、お元気ですか?

『実話雑誌』'54年1月号です。昨日の『実話雑誌』が実話雑誌新社発行で、こっちは三世社から。どういう繋がりがあるのか、それともないのか・・・ひとまずどーでもいいです。 んで、今日の実話雑誌。いきなり変です。「いきなり」というのは最初に目次があって巻…

"子供は少なく産みましょう"

古本市で『実話雑誌』51年1月号を。 「読めば儲かる」と銘打たれた三大特集は 天皇も飯が食えぬ! 運は一生に三度ある 百貨店は女体市場 なんだけど、例によってまだ読んでない。そんでパラパラめくって気になったのが「製薬会社」の広告の多さ。薬品名と製薬会…

B(級)映画

『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝』を読んでて、あれ?と思った箇所がある。 何本もの低予算きわもの映画をつくったおかげで、わたしはやがて「B級映画の王者」という呼び名をちょうだ…

石上三登志強化月刊

というつもりはないんだけど、なぜだか石上関連の本がぽつぽつ目の前に現れるのである。この前の『SFファンタジア マンガ編』もそうなんだけど、同じ日に手塚治虫の時代作者: 石上三登志出版社/メーカー: 大陸書房発売日: 1989/07メディア: 単行本この商品…

「ジョカへ」から始まるイイ話

SF(Sex Fantasy)としての「ジョカへ」 ※ここでいうsexとは「性別」って意味、たぶん。 今日、先日古本屋で拾った―ひょこっと意外な安値で買えた『SFファンタジア 漫画編』をぺらぺらとめくっていた。高校生の時に買って、どっかに行ってしまって(たぶん大学…

エビスでむすぶ「悪趣味/バッドテイスト

『村崎本』での宇川直宏のインタビュー、ここで引用したところは、次のように続く。 ―でも、村崎さんはすごくインテリな方ですよね。だけど、村崎さんの悪趣味と宇川さんが言うバッドテイストというのは大きく異なるもんだと思いますが。 宇川 それは「GON…

ガロの男根〜じゅん&敬、ちょっとだけナナナン

※タイトルはこちらのパクリです。 てこってしつこく『人生解毒波止場』の解説について。 84年に月刊宝島の編集部に入った私が最初に担当についた書き手がみうらじゅんさんと根本敬さんだった。二人の間で本当にいろいろ学んだ。その経験は物書きになった今も…

こんなに違う『人生解毒波止場』の巻末広告

幻冬舎文庫『人生解毒波止場』(10年初版)の巻末広告 ちなみに洋泉社版(95年初版)は「根本敬の現在入手可能作品集」 『生きる』『生きる2』『豚小屋発犬小屋行き』 『怪人無礼講ララバイ』『定本ディープ・コリア』 『お岩』『未来精子ブラジル』 『ディープ歌…

欽ちゃんと猪木と「ガールハント」

『がんばれ!ベアーズ 大旋風』のパンフを買い。 僕の記憶のなかでは、タイトルは初め『日本遠征』だったのが『大旋風』と変更となったような気がする。ビデオ発売以降はあわせ技となってるようだ。がんばれ!ベアーズ大旋風-日本遠征- [DVD]出版社/メーカー:…

ビュワーーンと飛んでく鉄人

例えば、 手塚治虫、宮崎駿、松本零士、萩尾望都、竹宮恵子、蓮實重彦、高橋源一郎、タモリ、岸田繁(くるり) といった人名が登場する本がサブカル関係だったとしたら誰もおどろかないだろうが、それが「鉄道」の本だといえばどうだろう。 それが私鉄探検 (ソフ…

さすがにランキングの見直しをせにゃ

宮沢りえ『豪姫』ゲットの時にもちょくっと思ったんだけど、今回はマジで「「男女ペア」のランキングの見直しを迫られる気分になった。手に入れたのが 『あにいもうと』室生犀星(角川文庫) だからである。 秋吉久美子が文句なしに可愛い。 これって有名な藤田敏…

『人生解毒波止場』の『村崎百郎の本』補完計画

村崎百郎の本作者: アスペクト出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2010/11/25メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 241回この商品を含むブログ (32件) を見るはホント残念な本だ!ってアマゾンのレビューに書いた。 マジでそう思ってる。だってである。 『…

「OH!OKU」って、なんなん?

本来の映画ジャケ"僕ルール"ではノベライズだのコミカライズだのは映画ジャケから除外するんだけど、「美女が写ってる」ならばOKということになってる。まあ、これは認定云々というより105円で買うかどうかって話だ。 てこって 大奥―OH!OKU (角川文庫) であ…