ビュワーーンと飛んでく鉄人

例えば、

手塚治虫宮崎駿松本零士萩尾望都竹宮恵子蓮實重彦高橋源一郎タモリ岸田繁(くるり)

といった人名が登場する本がサブカル関係だったとしたら誰もおどろかないだろうが、それが「鉄道」の本だといえばどうだろう。
それが

私鉄探検 (ソフトバンク新書)

私鉄探検 (ソフトバンク新書)

である。著者の近藤正高自身が

鉄道に関心こそあれ、ディープな鉄道ファンではけっしてない

だとか

ディープのファンではないからこそ、ファンではない人にも関心を抱いてもらえるような話題が提供できる

とまえがきに書いているように、この本は「鉄の鉄による鉄のための鉄道の本」ではないゆえに、上に並べた人にからんだ話題が楽しく紹介されいることで、この本の目的である「鉄道がこんなにも街や自分たちの生活に密接にかかわっていること」がよく分かる本になっている。
そんな近藤さんの新しい著書

が出るそうだ。出版社の名前をみるだけだとちょっぴり身構えてしまいそうな感じもしないでもないけど、おそらく今度も全く鉄成分のない僕でも楽しめる本になってるように思える。

※それはそうと「ビュワーーン」ってなんだよ。