山口かほるさん、お元気ですか?


『実話雑誌』'54年1月号です。昨日の『実話雑誌』が実話雑誌新社発行で、こっちは三世社から。どういう繋がりがあるのか、それともないのか・・・ひとまずどーでもいいです。
んで、今日の実話雑誌。いきなり変です。「いきなり」というのは最初に目次があって巻頭グラビアが「逆さ人生」ってな身体の軟らかい女の人が変なポーズとってる野の後が

「禁じられた空気銃」というヒトコママンガなんですけど、この月の懸賞の一等が空気銃なんですね。なんらかの規制があってのことだと思うんですけど、今週の「銀魂」なんかが「K点突破」なんて言ってるのがチャンチャラおかしくなっちゃいます。


んで、最初の方に一大ブームとなった力道山の記事がありまして

力道山は本当に強いか」というタイトルで、「プロレスは八百長か?」ってなことを探るってな主旨のものなんですけど、かなり頑張ってその問には「プロレスはショウだ」に答えるってことにしてんですけど、後の方の頁に

「女プロレス御意見無用」てな女子プロレス世界選手権保持者ミルレッド・パークの手記(みたいな)な記事が載っていて、そこでは、

プロレスラーになってからというものは、不思議に勝利が続きました。しかも初期のうちは、私の相手は殆どが男だったのです。

みたいなことが平気で乗ってて、さっきの井野健二さんの努力を一発でチャラにするようなことになってます。
この号のプロレス小特集の趣は読者の交歓希望欄にも及んでまして

〇女性でレスリングをしようと思う同好の方と連絡したいと思います。通信をお待ちして居ります。<神戸市生田区×××・山口かほる>

この山口かほるさんははたして実在の方なのか、それとも女子プロ興行で一山当てようと思った神戸の興行主が考えた非実在なのか、なんてちょっとだけ考えたんだけど、まあ本当にどうでもいいことですね。