ガロの男根〜じゅん&敬、ちょっとだけナナナン
※タイトルはこちらのパクリです。
てこってしつこく『人生解毒波止場』の解説について。
84年に月刊宝島の編集部に入った私が最初に担当についた書き手がみうらじゅんさんと根本敬さんだった。二人の間で本当にいろいろ学んだ。その経験は物書きになった今も日本の背骨となって自分を支えている。二人は自分にとってビートルズとローリング・ストーンズだ
この例えは言いえて妙である。ことばのオリジネーターとして二人の、みうら「マイブーム」「クソゲー」「ゆるキャラ」と根本「トリコ仕掛け」「イイ顔」「でも、やるんだよ」を比べて、前者が、思いっきり拡散しオリジナルの意味が際限なく稀釈されていき、「ビートルズの大ファンです。好きなアルバムは『レット・イット・ビー』、あと「イエスタデー」が好き」なんて真顔で言うマヌケ*1が使おうとオリジナルのすごさはちっともそこわない様と、片や若干使用する人が限定されているといえさほどオリジンを損なわないのと一致している。その意味でビートルズは音楽界のチャールズ・ブロンソンであり、ストーンズは勝新太郎なのである。ゆえに「¿パパはメキシコ人は?」は「彼氏になりたい」なのだ*2。反論をしたい向きもあるかもしれないが、そんなもん
お前は黙ってろ
である。
んで、みうら根本の両氏に縁の深い雑誌といえば、上掲の「宝島」(含む「宝島30」)の他に「STUDIO VOICE」が思い浮かぶが、今回の流れで行くと黒田一郎(村崎百郎)が「宗教」の項を担当した『特集☆エヴァンゲリオン 終わりと始まり』(97.3)時点ではすでにブロンソンズの連載が終了しているので具合が悪い。やはりここは村崎百郎のメディアデビューとなった『夜、因果者の夜』号の次が『みうらじゅん「生前葬」』であったという因果をもつ『ゼタ』を挙げた場合、誰もが"そげですね"って納得してくれるはずである。
ちなみにその2号の前は「三流エロ劇画の黄金時代」特集号
なのであるが、その号で魚喃キリコが「HOLE!!」でデビューしている。ナナナンは今現在祥伝社で単行本が発行されていることもあり、そっちの方の人というイメージがあるが、「東京の男の子」で
てな発言がある通り、「トリコ仕掛け」で「やり逃げ」なオンナだったりする。
それはさておき、その2号の方であるが
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*1:実際に学生時代に飲み屋でいた
*2:みうら/根本の境界曲http://www.1101.com/ongaeshi/050728contents.html