これはけっしてシナリオ悪霊島への道ではない

ま、売れに売れた別冊宝島ってのはほかにもたくさんあって初版はJICC発行で社名変更後も売れ続けたものも多い。たとえば僕が一度古賀のBOで買い逃していた(僕以外買わんだろ思いこんでたら誰かが買ってて失敗した)

シナリオ入門―映像ドラマを言葉で表現するためのレッスン (別冊宝島 (144))

シナリオ入門―映像ドラマを言葉で表現するためのレッスン (別冊宝島 (144))

も、そんなロング&ベストセラーの一つ(のはず)。
これを買えば「シナリオ悪霊島への道」を一歩前に行けるなんて思ってもないし、いまさらシナリオライターのおベンキョしたいとも思ってないのだけど、やはりそのようなカタチ逃した魚がそこそこ安価(何でこれこんなに高いんだ!?)だったから買った。
この本は二部構成になっていて、1部はシド・フィールドによる実際のシナリオの書き方(いわくHow toではなくWhat toなのだという)=技巧のレッスンで、2部が日本の映画やTVドラマで活躍している脚本家のみなさんへのアンケートなどで構成された「脚本家の現場」を案内ってことなんだけど、そんじょそこらの普通の二部構成とは違っていて、一部は横書きで二部が縦書きで本の両側から開くカタチをとっている。つまり表紙を開くと1部が始まり、裏表紙をめくると2部が読める。おそらくこれはそれぞれシナリオが横書きと縦書きであることに対応したからだと推測される(例えば横書きの別冊宝島としては「道具としての英語」シリーズがある)。

そんな構成になってるもんだから、普段は巻末にある広告がムックの真ん中に載っているのだ。僕が今回手に入れたのは97年の10月発行の32版(初版は91年11月)で、その時の広告の1頁はこんな感じ。

んで、注目すべきは、宝島EXのはずの『マンガの読み方』に「233」と番号がうってあるところ。

233号は

であるからして、ここに何かの陰謀を感じとってしまうのは僕だけではないはずだ。
ということは、僕以外が買うとも思えないこのムックを今はなきブックオフ古賀店で買ったのはニャントロ人なのか、薔薇十字社なのか、それとも・・・