マンガの読・みかたが・・・わかる/変わる本(1)

以前「別冊宝島」のマンガ関係は『13 マンガ論争』(79.5)から『257 このマンガがすごい』(96.5.)までないなんて書いてしまっていたんだけど、だいじなもんを抜かしていた。それが

と、「宝島EX」シリーズの
マンガの読み方 (別冊宝島EX)

マンガの読み方 (別冊宝島EX)

というとっても重要なMOOKなので、かなり恥ずかしい。
んで、この『マンガの読み方』は「EX」の

「絵画」や「写真」、「デザイン」などの“別冊宝島でアートを読む”といったシリーズのひとつとして刊行されたんだろう。つまりマンガをアート枠で特集したってことで、それがどんな意味を持つのかはよくわからないけど。


この本の中身の素晴らしさはアマゾンのレビューや復刊ドットコムの投稿に任せるとして(だっておととい届いたばっかいで読んどらんもん)、僕が気になったのはこの本の首謀者近藤隆史
この方2ちゃんねるでは

本が売れりゃデタラメ書こうが事実誤認しようが何やってもいい、作り手は悪くない、騙されるの読者が悪いって考えで本作ってるからねえ。
これまで関わった本って、コミックVOW、怪獣VOW空想科学読本など、
ファンの間では悪名高い本ばっかりだからな。

なんて悪口書かれているけど、とんでもない。これに続く

このマンガがすごい―83ジャンル1000作品を厳選紹介 (別冊宝島 (257))

このマンガがすごい―83ジャンル1000作品を厳選紹介 (別冊宝島 (257))

はとてもそのような魂胆では作れないものだといっていい。


んで、だ。上記の

コミックVOW

コミックVOW

のあとがき

総ての読者が作者が意図した通りに読んでるとは限らない
(強調僕)

という部分から

トンデモ本の世界―MONDO TONDEMO

トンデモ本の世界―MONDO TONDEMO

を、「別冊宝島」のサブカルチャー解説本として『100 映画のみかたが変わる本』を連想した。