たぶん105円で集められない町山智浩

105円で集めるで紹介したものも、そうそう105円で遭遇できるわけではないが、町山智浩師の関わった出版物には絶望的に105円ではお目にかかれないものがある。

それと並行して、双葉社の100てんランドアニメコレクション「ルパン三世」上下巻の編集と執筆を一人でほとんどやって、
http://www.cnet-ga.ne.jp/oumi-ya/Lupin/Book/67633-33.html
ケイブンシャの大百科シリーズを6冊くらい作るのだが、そのへんは別の機会に。
1980年、最初の仕事 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

映画版イデオン大百科、クラッシャージョー大百科、ダグラムザブングルメカ大百科、怪獣ものしり大百科の4冊です。
町山智浩 on Twitter: "映画版イデオン大百科、クラッシャージョー大百科、ダグラムザブングルメカ大百科、怪獣ものしり大百科の4冊です。大学卒業と共にやめましたが、その2年後、ケイブンシャには馳星周くんが就職しました。@demchin ケイブンシャの大百科。他に携わったのってありますか?"

で語られている本がそうである、たぶん。


てこって、その中の一冊『怪獣もの知り大百科』を手に入れた。

奥のクレジットの「構成・文」ってとこに確かに「町山智浩」という文字が見える。

その列だけを取り出すと

である。
ネット上のあちこちでその内容の凄まじさは語られているので繰り返さないが・・・まだ読んでないから語れないだけなんだけど、たーだ巻頭グラビアの後に飛び込んでくる「怪獣を学問的に分析する!」という文言に、このころからすでに後に『ウルトラマン研究所説』を粉砕する準備は整っていたのだけは伝わってくる。


ツイッターの別の発言で

僕は「怪獣もの知り大百科」の次に宝島別冊の「ゴジラ宣言」を作って、翌年に宝島編集部に入りました。
町山智浩 on Twitter: "@hanzotherza 僕は「怪獣もの知り大百科」の次に宝島別冊の「ゴジラ宣言」を作って、翌年に宝島編集部に入りました。"

というのもあって、第1号の一番反響があったのが切通理作さんの文章だったことから作られた第2弾『怪獣学入門!』がメチャクチャ売れて『映画宝島』の名前を一気に広めることになったことからも、町山智浩を語る上で「怪獣」というのが大事な要素だって改めて思えてくる。また、秘宝以降の読者には違和感を覚える人もいるかもしれない、MIC隊員のヒロシくん、ユコちゃんのイラスト

も、『ゴジラ宣言』の巻末のイラストも

こんな感じなんで、案外こんなんが師の趣味なのかもしれないって推測も成り立つかもしれない。


・・・『怪獣映画の見方がわかる本』出してくれんかなぁ・・・でも出たら出たらで、僕は2冊買わんといかんのかなぁ・・・*1