左遷の理由・・・というか結果的に左遷になってないのかも
んで、そのお二方の似顔絵はあと二回登場する。
一度目は同じものが「ゴメンよ〜〜〜 悪気はなかったんだよ〜〜〜」というプチ謝罪とともに「自主規制」で顔を塗りつぶしたもので、もう一回は
- 作者: いしかわじゅん
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1989/08
- メディア: 新書
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そして、二回目の登場の次の頁には
宝島の町山がチンポを出してパーティは終わった
というなんとも衝撃的な絵が
噂では、この漫画をJICC出版の社長が見て怒り、町山を別冊に飛ばしたそうだ。申し訳ない
という注釈とともに載っている。
この注釈は『サブカルチャー世界遺産』のインタビューで語られているのとはいささか違っていて
全然ダメなんですよ。わがままでダメな編集者で同人誌のつもりでやってるから、関川さんが怒って、お前は出てけって感じで
ということになっている*1。たぶんいろんな理由が重なってそうなってしまったのだろう。
んで、しかし、彼は別冊宝島および「宝島30」で大ヒットを飛ばした。「噂の真相」から「サブカル保守」なんてあだ名をつけられたりしながら。
ちなみに編集した別冊宝島*2発行順にならべると
・『100 映画の見方が変わる本』1989年9月10日
・『104 おたくの本』1989年12月24日
・『110 いまどきの神サマ』1990年7月12日
・『120 プロレスに捧げるバラード』1990年10月27日
・『133 裸の自衛隊』1991年5月30日』
・『映画宝島 異人たちのハリウッド』1991年12月18日
・『映画宝島 怪獣学・入門!』1992年7月2日
・『映画高島 地獄のハリウッド』1993年2月11日。
で、3年半でわずか7冊(『映画宝島創刊準備号』入れても8冊)という少なさで、そのインタビューの
僕あんまり本作ってないんですよ。好きなことしかやんないから
は謙遜でもなんでもないようなんだけど、でも、これが全部売れたってのはすごいことだと思う。
*1:このインタビューでは洋泉社の出向が社長の意向ということになっている
*2:http://twitter.com/#!/shidehiramuwaka/status/80110913230868480