BOYS(LOVE) DON’T CRY


現在の『DMC』に続くロック勘違い漫画の系譜の祖ともいえる岡田ユキオ『レイディオクラブ』を全巻揃えているくらいファンの僕(今となって『パンクボーイ』を捨てちゃったは惜しい)としては

は非常に物足らない作品である。

「あらら/コンサートにお出かけ/クラシックですか」
「僕はそういう/イメージ?」
「少なくとも/うるさいロックや/ダンスミュージック/っていうことはなさそう」

とか

「心に沁みるなー/四畳半フォークの真髄だ」
「彼は昭和の魂を/理解してますな」

なんてセリフくらいじゃ、単に作者がポピュラー音楽に興味がないだけなんだろうなぁだし、

の「どこにストラップがかかっとーや」みたいな画も、いつぞや見たM-16を肩に担いだゴルゴ13に比べりゃである。


マンガ地獄変』で「下手にバンド名とか並べるとすげー寒くなる〜やめたがいい」ってのをちゃんと遵守してるようでさ。
なんかさぁ、もう先にタイトルだけ決めて検索して、

を見つけて、ジャニスを男化したのヤツ(Vo.G)がストーリーとは関係なく
[rakuten:gakkiten:568908:detail]
を踏みまくるなんてもんを期待してしまうんである。
ふー。

そんなこと言われても

それはそうと、上のエントリーを書こうとして、キュアの動画を探してたらYouTubeと、それをカバーした日本の女性デュオのが出てきた。
そんでもって大学時代のつまんないエピソードを思い出した。
大学付近の飲み屋で飲んでたら、その女性デュオ―相田翔子ともう一人(キャンディーズで言えばミキ、ピンクレディーだったらケイの方だと思うけど)―の大ヒット曲が有線でかかって、いっしょに飲んでたやつが
「俺はこいつら認めん」
と言い出した。なぜかと尋ねると
「この曲歌うんだったら髪はソバージュやろ」
と言い出した。

そいつは曲名を「悲しい熱帯魚」だと間違えて記憶した上で言いがかりをつけてたんである。
あれ誰だったかなー。
上の文を読みかえすと、僕のことを「ひと」の恥ずかしい話として間違えて記憶してたりして、と思えてくる。