あのころのTVはやっぱすごかった!

http://www.asahi.com/national/update/1008/TKY200810070399.html

まあ、皇居ってとこにひっかかってる人もいるだろうけど。

この記事でまっさきに思い出したのが石立鉄男主演の熱血(?)弁護士ドラマ『事件狩り』の第2回「ストーリーキングの女を見た!」。
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事件狩り - Wikipedia

内容はってーと*1、石立演じる正義の弁護士(橋下徹の真逆)大山竜介が濡れ衣を着せられた人の無念を晴らすべく奮闘するっというもので、この回はとある目撃者の証言で有罪に追い込まれそうな女性を救う話。
でもって、その証言者(おっさん)は人が特定しづらいと思われる状況で、被告女性を見て、この人に間違いないと断言するんだけど、その証言を崩すために法廷にストリーキング(真っ裸)の女性をどーーーーと走らせて、その証言者に女性の特徴を尋ねる。間近で見た女性のことを全く答えられないこいつに「だったらなんであんな状況で見た人間を特定できんの、おまえ」と追い込む。そうして、こいつの証言って当てにならないよねってなんてめでたしめでたし、となる。


しかしまあ、検察もそれだけで裁判を維持できると思ってたっていうのもあるんだけど、この人の目撃証言が怪しいと証明するのに真っ裸の女を法廷で走らせる必要はないよね。というかこの人どうやって待機してたんだ。あと「公然わいせつ」とか「法廷侮辱」とか・・・、でもさぁ、これって「証言の信用性を崩す」ってことより、当時話題になった「ストリーキング」の女を画面に映すって方が大事なわけでさぁ。真っ裸の女使ってなんかできんかーなっていう、ある意味正しい発想の順序。これ作ってたのがTBS、大映テレビだし!
どっちみち視聴者は正しい法廷の知識なんて誰も求めてないんだし。例の橋下有罪判決で「日本の司法は崩壊した」とか真逆なこと言ってるバカ含めて、橋下の妄言のダメさ加減は周知されないまんまなんだから。

これに比べりゃ、今の法廷ものヌルいよね。
七人の女弁護士」で、いきなり釈由美子が法廷でまっぱになって、「わたしの体の特徴を言いなさい」なんていうと燃えるとおもうんだけどなぁ。

*1:子供の頃一回見ただけだから違ってるかも