今思えば

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/main/20071218/20071218_012.shtml
この「訴因変更」について、今枝弁護士は自身のブログでこう書いている

弁護人らは、検察官による危険運転致死傷罪の主張を争い被告人を防御したわけですが、一定の非難にさらされながらも、結果としては正しい防御をなしたことが実証されたわけです。
http://beauty.geocities.yahoo.co.jp/gl/imajin28490/view/20071219/1198010448

これ、読んでプギャーとした人もいるかもしれない。今年の6月くらいに読んでいたら僕もそうなったに違いない。ただ、この半年というのは「司法」というか「刑事裁判」「刑事弁護」を知る良い機会だったはずで、これって検察の主張する「危険運転致死傷」に合理的な証拠の積み重ねがなされてないということなんだと思うようなった。つまり、事件当初にメディアが「危険運転致死」で大騒ぎした際に、今回の事件が本当にそれに該当するかどうかは横に置かれて、始めに「罪」ありきだったんではないかと。
ある意味これはTVコメンテーターの橋下徹のおかげといえるかもしれない。この人が「世間」なんていうあやふやなものを後ろ盾に、ムチャクチャな主張をして、それを他の弁護士が反論するといった流れで理解を深めた人も多いのではないだろうか。
たーだ、誤解を広めてそれを鵜呑みにした人の方が多かったに違いないので「功罪」で言えば、「罪」の方が圧倒的に多かったはずでさ。この時にこの国の人間の大多数がこいつのバカっぷりに気付いていれば、今回の府知事選(以下略)。

でも、これ被告が貧乏で国選だったら…なんて考えてしまうなぁ。いやいや、なんの根拠もなくそういうことを言っちゃいけないんだった。