宮里藍の斜め下と「愛ルケ」の上

昨日の日経の「旬な人」でルワ会のユータさんが紹介されていた。一度もあったことがないんだが、知り合いが載ってるようでどっか嬉しかった。
でもってあのクソ小説もどきが載ってる面には「現在の邦画のおかれている状況」みたいな記事が載っていた。早い話が活況のように見える邦画界だが東宝の一人勝ちで「売れる作品」以外は逆に作りづらくなってるってな文章。まあありきたりな意見でそれ自体は別にどうでもいいんだが、結びが今年亡くなった岡本喜八野村芳太郎や生誕百年の成瀬巳喜男を例に挙げて「日本映画の古典に光を当て、知られざる名作を掘り起こす作業は必要だ」なんていう、で、結局何が言いたいん?ってなもん。
だいたい「知られざる名作」がどういう作品を指すのか書かれてないんだもんなぁ。多分、この人が想定しているものが本当に埋もれているものかどうかも怪しい。あっさりBS-2あたりで見れちゃうものだったりしそうである。
何だかんだいってこの人が東宝ブロックバスター以外に挙げている作品(『パッチギ』とか『リンダ3』)の凡庸さ(というか全然フリンジじゃないじゃん)を見てみると、秘宝とか

幻の名盤百科全書

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みたいな本当に埋もれている作品を探すアティテュードなんていうのには興味ないんじゃないの、この窪田直子って人。