ハルキとリューホー

ひっさしぶりの[映画ジャケ]。『ねらわれた学園』(知世ちゃんジャケがほしい)の原作者である眉村卓

キャラクターデザインは萩尾望都(左下の人の髪ってどーなってんだろう)。


そんでもって、別の日違う店でパンフ半額セール・一冊25円で

といっしょに

ノストラダムス戦慄の啓示』大川隆法 のプロフィール - allcinemaに載ってるリューホー唯一の実写作品。

このふたつを並べて眺めているうちに、リューホーってハルキの一面だけを見て、映画作ってるんだろうなぁという気になってきた。『幻魔大戦』と『火の鳥』とこの二つを並べるとまさにあっちの方向だし。
ユリイカ』80年6月号で佐藤忠男は「日本映画の状況」で、映画の宣伝費が製作費に迫る勢いで高騰していて、その象徴として角川春樹の名を挙げながらも、彼を敵視する日本の映画人を批判している。そりゃそうだ宣伝費が必要となったのは観客=消費者のニーズによるものなんであって、そこに目をつけて成功を収めたのがハルキってだけなのだ。
第一大量の宣伝攻勢が必ずしも結果に結びつくわけでもない、ってのは先の総選挙での幸福実現党自由民主党の獲得議席数も証明しているはず。

それに全盛時のハルキって、ブロックバスターの裏でプログラムピクチュア的な映画を製作し、その中で『麻雀放浪記』なんていう評価の高い作品も送り出してるのである(他には?と問われると困るけど)。