ふわふわぼんやりの向こう側

また読まなくちゃいけないマンガが増えた。
吉田アミさん(id:amiyoshida)「『マンガ漂流者(ドリフター)』第23回:マンガソムリエ編vol.1|2009年に面白かったマンガは何?年末年始に発表されるランキングに入りそうな話題作を紹介し、関連作品へリンク! - 骰子の眼 - webDICEのせい。

初めは「裏庭の柵を越えて」の冒頭の明石のセリフ

君は一丁目だし
僕は二丁目だし

ってことで

おちゃらけておしまい、

のつもりだったんだけど。


改めて大島弓子「裏庭〜」と岩館真理子「アリスにお願い」を読んで、つい先日読んだ山岸涼子

影を見てぞっとした。


「アリス〜」は絵こそ「うちのママが言うことには」や「子供は何でも知っている」な絵なのに、お話のモチーフが数年前の血縁の少女の死にまつまる「秘密」なんてのが、もろ"それ"であるし、「裏庭〜」でとみこが見た情景

にもその影を感じる―下半分を隠して見ればより山岸凉子っぽいと思う。
それはそうとこの「裏庭〜」って選集や文庫を初めから読んで行った場合と『綿の国星(5)』の場合でかなり印象が違う気がする。どこがどう、ってのがいえないもどかしさはあるんだけど。



魚喃キリコが一段落して、さあ少年漫画に戻るちゃけんねぇとの決意がもろくも崩れ落ちるのであった。