ちょっと拾いもの

福間から古賀へは自転車で行ってるのに、東郷へは行ってない自分に気づいたんで、チャリで旧3号線を北九方面へ。以前からちょっとだけ気になってた、古本屋へ寄ろうかねとペダルをこぐ。
で、その店に入ってちょっとばっかしプレッシャーを感じる。チェーン店だったらそうでもないんだけど、この手の個人営業の店でなんにも買わないで出るなんてことはしたくない。でも、買いたいもんはなかなかない。特にこのような狭い店舗の基本コミックス中心の品揃いってな店の場合は。
で、かなり気合入れてコミックス棚を睨んだがホント何もない。
どんどん追い詰められた気分になってCDコーナーに行くがダメ。
もいちどコミックスの棚に。ここはタイトル買いで、と

瀬戸際少年野球団 (ジャンプスーパーコミックス)

瀬戸際少年野球団 (ジャンプスーパーコミックス)

を手に取る。『瀬戸際〜』って最初に第1話に当たる分が雑誌に載ったのが86年の秋なんで、まだまだ

の余韻があっただろうけど*1、この本が出たのが90年には忘れちゃってる人もすでに知らないチビッコもいたんだろうなぁって思えるだけで100円の価値はあるかと。


そんで、申し訳程度に置いてある文庫本に目をやると・・・あったよ、あった。


お吟さま (1960年) (角川文庫)
お吟さま

たぶん、ブックエコやほんだらけ、それから古本市だったら見逃してただろう文芸ジャケ。中野良子の美しいだけでは済まされない存在感がたまらん。


これがあったことで非常に気が楽になって

も見っけてしめて400円。
行って良かった。

*1:翌年には続編『青春篇 最後の楽園』が公開されるけど印象は薄いよね