最多人数ジャケ(当ブログ比)

てこって「私鉄沿線」でいろいろ検索しておったら、「私鉄沿線97分署」ってなドラマに。このタイトルってあきらかに

こういう冗談をしってるか 市警でやくにたつのは87分署だけだって
気分はもう戦争 (アクション・コミックス)

で有名な「87分署」シリーズのもじりである。
んで、その「87分署」そのものを日本でドラマ化したのが「87分署シリーズ 裸の街」であり、その第1話「ハートの刺青」の原作が


ハートの刺青 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-4)

ハートの刺青 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-4)

である。
それにしても、この文庫。このまんまでは今発売するのはムツカシイと思われる。といってもこの80年放映のドラマジャケ(大人数!!)が無理というわけではなくって、いきなり登場人物紹介から


ベティ・ブレスコット・・・・・・・・・・ニグロの娘
プリシラ(プリス)・エイムズ・・・オールド・ミス

なんてかましてくれるからである。一人称が「あたい」のアフロ・アメリカンの少女に対する分りやすい蔑視に加えて、37歳で独身というだけで「オールド・ミス」呼ばわり(しかも結婚犯罪の餌食に)とは。


されはさておき上記のドラマ『裸の街』と『97分署』に両方に重要な役で出演してるのが坂口良子なのであるが、特に「ハートの刺青」におけるテディの役を彼女を配したプロデューサーは凄いと思う。健気でちょっと無鉄砲でものすごくキュートなテディってのは、まさに坂口良子にぴったりで、とてもではないが深田恭子には演じられないであろう。


とかなんとか知った風な口をきいておるが、実際の「裸の街」は全然覚えていないのである。