やっぱ話題になってた
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2008/01/21
- メディア: 雑誌
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http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/movie/1188541862/477n-でも話題になってるね。
まあ、いいや。
でもって、そこでの今の秘宝に対する不満・愚痴とその反論を読んで、何故だか大学時代研究室で宝島本誌を読んでる僕に先輩が
「椣平くん、君みたいなのが本誌を買って宝島社に貢献してくれるんで、僕らが「別冊宝島」を読めるんだよ」
といったのを思い出したよ。
あと「『ゴジラ論』ブックガイド」で紹介されてる
ゴジラが来る夜に―「思想としての怪獣」の40年 (Kosaido books)
- 作者: 高橋敏夫
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 1993/12/01
- メディア: 新書
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いったいこれほど不快な「怪獣もの」がこれまであっただろうか。
表紙に大きくすりこまれた「若手学者25人がまじめ分析」というサブタイトルがなんともおぞましい。
P194
その編集の意気込みとは裏腹に、常識的な断片的怪獣知識と、何にでも摘要可能な「民俗学的知」のごった煮しかなってない。
(略)
あまりに常識的な秩序防衛言辞を結論とする、文句なしの超駄文にもっとも多く頁を割いているところなど『ウルトラマン研究所説』よりもはるかに陳腐なイデオロギーに浸りきってる
P207
って手厳しい意見を吐いている本だよね。
ちなみに「超駄文」と名指しされたのは
- 作者: 佐藤健志
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1992/07
- メディア: 単行本
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ただね、200頁のうちの22頁をさして「もっとも多く」といわれてもね、という気はする。ほぼ同じ字数(2万字18頁)を切通理作「ウルトラマンにとって「正義」とは何か?」にも割いているわけだし。まあ佐藤さんの上掲書が当時「諸君!」の連載をまとめたものであり、この文がその本に収録した書き下ろしの再構成らしいってのがどう影響しているのか解らんが、一部だとはいえ、みうらじゅん「ウルトラマンは菩薩である」や椹木野衣「モダンアートの結晶としてのウルトラ怪獣」なんかをまるっと無視してもいいのかなぁという気もする。