苗字が死刑執行人

「世間」の風がどうたら言って相手を非難していた風ウンチなんですけど、その相手の一人が橋下徹弁護士のルサンチマン:ダイイン(過去ログのみ):So-netブログのコメントを読む限りにおいては、風ウンチよりはずーっと「世間」の風に当たってるようで、唯一の拠り所さえなくなってきたようです。
まあ、このままだと風ウンチは梯子を外しかねませんから、今回の自称「世間」の人たちはどうしちゃうのかなとも思いますが。おそらく裁判の行方なんか興味ないでしょうし、そのころには騒いでたことさえ忘れてるかもしれませんね。
でもって「世間」という言葉のついた本といえば僕なんかは

「世間」とは何か (講談社現代新書)

「世間」とは何か (講談社現代新書)

が真っ先に思い浮かびます。で、実際持ってはいるんですが、手に入れてからちっとも読まずに7年もほたっていたみたいで、本がやたらまっさらなんで恥ずかしい限りなんですけど、今日試写会の前に寄ったBO博多駅前店で同じ著者のを見つけて性懲りもなく買って、遅い昼食とりながらちょこっと読んでみました。
言語学者であるエルゼ・アングストマンElse Angstmannさんが自分の苗字の研究から出発し、その職業の歴史を辿ったことの紹介からこの本は始まってるんですが、このAngstmannというのが「死刑執行人」「刑吏」を表す「職業性」なんですね。日本に置き換えると死刑執行人徹なんてのだと理解すればいいのでしょうか。そんでもってその「刑吏」さんたちはとっても厳しい差別にさらされていたそうです。
明日にでも『世間〜』と合わせて読んでみようと思います。