だら見3発

録画しておいたものを3本連続でみる。
①『蛇イチゴ [DVD]』(監督・西川美和、出演・宮迫博之つみきみほ)
②『岸和田少年愚連隊 望郷 [DVD]』(監督・三池崇史、出演・長田融季)
③『十七歳 [DVD]』(監督・今関あきよし、出演・滝裕可里)
①②のお祖父ちゃんが、どっちも笑福亭松之助師匠なもんで、最初烏丸せつこ大谷直子に見えてエライ混乱する。
それにしても西川監督って腹据わってんなと思う。オープニングの後の家族のシーンの面子(つみき、松之助師、大谷、平泉成)の濃いさったら、並の新人監督ならビビって逆上せてしまったに違いない。それを何事もないようにすっぱりと収めてるのはやはり驚嘆に値する
インタビューでの「無名の新人のところにベテランの役者さんが勢ぞろいしたんです。私の脚本を読んで、いいものには貢献したいという考えの人が集まってくれました。(略)今回は自分のやりたいことがはっきりしています。思ったよりうまくまとまりました」なんてのはなかなか言えるこっちゃないよね。
それから②の後に③みると出てくる男が全部弱っちく見えて仕方なかった。そのまんま監督のイメージとシンクロしてるから可笑しい。それから秋吉久美子小倉一郎に何倍返ししたんだろうか、とも。
それにしても、先住明はバスケットボールになんか恨みでもあるんだろうか。『ウィニング・パス [DVD]』に続いて、フニャフニャBGM付けやがって!こいつに「青春映画」の劇伴を任せるPは早く死に絶えてほしい。まあ、『ウィニング〜』は監督の中田新一を初め現場スタッフとお偉方の競技に対する理解度に天と地くらいの差があったから尚悲しかったけど、こっちは今関あきよしが、フジの「バレーボール」ほどの愛情も注いでない(別にいいんだけどね)のでまあ良い(いや、よかないんだけど)。でも、やっぱあのループのない3-pointerは頂けない。あと、映画が現実よりずっとイメージが貧困で、その創造物から何も喚起できないってのはどういうことよ。「バカばっか!」ってお前らのことやん。
机「9」文字事件
久米宏に「とにかく世間を騒がせた罪は大きい」なんて呆けたこといわせた、あの「大事件」も完全にかことなっちゃったんだろうね。
世田谷区立砧南中学校
蛇イチゴ』と『岸和田〜望郷』は今度また見直そうかと.