ちょっと気持ちわりー

しかし、なんだ『ホテル・ルワンダ』好評だね。映画関係の「評論家」とか「ライター」ってのも面の皮厚いよなー。公開が決まった後に誉めるなんてことは誰でも出来ることで、もし、それが「良い映画」で「みんなに観てほしい」もんならなんらかの公開前に態度表明はできただろうに、ネット上に自分の場所持ってる人たちは。浅ましいね。こいつらって「虐殺」が終わった後に空路で入ってきて、安全な場所で「虐殺の現状」を伝えて威張ってるるようなもんやん。
でもって今でも増え続けているMixiのルワコミュ。コミュを立ち上げたユータさんや公開に向けて実際に尽力した方々には最大限の賛辞と謝辞をおくりたい。たーだ、あそこに名前を連ねることだけでなんかコミットしてる気になってるのを観ると正直気が滅入る。「土人の群れ」だな、あれは。確かに今の時期に始めてあの映画のことを知った人間もいるだろう。僕なんかはたまたま町山さんのファンで師父の日記を眺めていたということで騒動初期に知ることができたことは、単にラッキーな偶然に過ぎないことも分っている。ただ、この次点まであの映画を知らなかったこと、興味がもてなかったことについて、日ごろの自分の映画に関する情報ソースや参考にしてる「評論家」、「ライター」について考えて直す良い機会を逸してるんではないか、と思うのだ。
まあどうでもいい事なんだけど。
で、そんな気が滅入ってるときに嗚呼、テレ日トシネマ‐雑記でこの映画の配給をやってるメディア・スーツにインタビュー記事のことを知る。
『ホテル・ルワンダ』公開作戦記・映画配給というビジネス
いやーつくづくこの映画ってライオンズゲートが調子に乗らずに穏当な値段で売らなくて良かったという気がする。もし、そーなってたらミニシアター系でひっそり公開とかビデオスルーになっていていれば、知る人ぞ知る秀作ということで終わってたのかもしれない。
でもってこの会社"良いね"と思ったのがちゃんとこういう視点を持ってるところ。

 そういう意味ではこの映画は、「ネットである青年が立ち上げた運動が配給会社を動かして公開に至った」という、そのサクセスストーリーそのものがあったから「じゃあ、それをちょっと見てみようよ」という、ちょっと流行りものになっている。『プロジェクトX』的な要素があったわけです。
 早く見て、もう見たよと人に伝えたい映画なんですよ、きっと。流行り映画のいい例。いつも必ずそうですよね。

ボランティアじゃないんだもの、正しいよね。
でもって、その時頭をよぎったのがこの話。
劇場、DVD、テレビで同時公開--ある新作映画の狙いと計算
この妙な熱狂にほだされている『ホテル・ルワンダ』こそ、このやり方にフィットしてるんじゃないか。
ライブでCD・DVDが売れるような感じでDVD買って帰る人多いとおもうんだけどなぁ・・・

あらあら、僕こそが自分の情報ソースを省みる必要がある後だしジャンケン野郎やないか。ショボン。