OTOMEが髪を斬る時/伸ばす時
ま、フツーの女子が切ることに過剰に意味を求めてもしようがない、と思う。
聖子ちゃんや、キョンキョン、薬師丸ひろ子、内田有紀(…最近のが思いつかん)にあやかってーのを含めてまあいろいろなんだろ。
中にはこんなんもあるんだろうけど。
てこって「イワダテマリコ/センセの/"まるでシャボン"/サイコオッ」「マリコセンセに/一生ついていこ/と思った」*1の
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まるでシャボン (2) (マーガレットコミックス (1318))
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髪型をかえないと区別がつかんというとこは置いといても、この作品においては「髪を切る」*2「髪を伸ばす」ってのがとっても重要で、伸びた髪=伸びた四年間のあれこれを表している、みたいな、それこそ「重さ」を帯びていた。
そいえば
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もっというなら『キララのキ』も『アリスにお願い』もロングとショートのOTOMEの心の交錯のオナハシだったような。そんでもって、ショートの娘がより「魔性」を醸し出しているような。だからこそ、「髪を切る」ってーのが意味を持っているのだと。
黒田知永子より吉瀬美智子に岩館ショートの香りがするような気がする。
*1:「知性とダ性のめざめ」
*2:斬るって気もする