大岩岡そろいぶみ
- 作者: 大島弓子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1995/05
- メディア: コミック
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奥付の次の頁の「大島弓子のあすかコミックス」は飛ばして*1、「好評既刊ヤングロゼコミックス」が大当たり。
これは一冊に昨年来僕の三大乙女横綱が揃い踏みしたカタチである。うほっ。
岩館真理子『雲の名前 (Young ros〓 comics deluxe)』
岡崎京子『愛の生活 (Young ros〓 comics deluxe)』『危険な二人 (Young ros〓 comics deluxe)』
ちなみに『雲の名前』の巻末広告に大島弓子の作品は掲載されておらず、岡崎の本には巻末広告そのものがない。ちぇっ。
今はなきターブルドカフェ
タナカテイの紅茶シフォンふたつと
カフェテレジアのクレープケーキふたつ
ターブルドカフェのホットマロンプディングふたつくださいな
「青い 固い 渋い」でのちーちゃんこと松島千絵子のセリフ。野菜が売れたお金で村の雑貨屋で買い物をしようとした際のもの。お店が全部吉祥寺に実在したもの*2ってのがいかにも大島弓子。これがオカキョーだったらガイドブック的に所在地が散らばるんだろーなってのと、全部「ふたつ」づつってとこに彼女の血中SJ濃度の高さを想像し、『電波対戦』における竹熊健太郎の
だいたい80年代に岡崎京子とか内田春菊とか出てきたあたりから、男の人とちゃんと付き合う女性漫画家って増えたけど、70年代の少女漫画家なんて喪女の巣窟ですよ(笑)
なんていう失敬な暴言が脳裏をよぎる。そうなると岡崎京子がそこに並んでいるのは非常に座りが悪いように感じる(羽海野チカならすんなりはまるだろうけど)。金田サカエは意味が違うし。
おらテロリストになるとチッチキチー
白泉社文庫版の同名短編集
- 作者: 大島弓子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2001/06/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 岩館真理子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/04
- メディア: コミック
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トビラ絵の人物と登場人物が全く違うんです。話が入らなくなって途中でトビラ絵の女の子はパスしました
と認めているし。
それはそうと、テルがいろいろハナシがワヤになって、芸能レポーターに追い詰められた際に「おらテロリストになる」(おらといっしょにてろりすとさなるだ、とは云ってない)と決意すると都合よく有名人を巻き込んだハイジャック事件が起きる。今読むと加藤登紀子が巻き込まれた「全日空857便ハイジャック事件」*3を連想してしまうんだけど、実はその事件が起きたのは単行本が出た2ヶ月後、雑誌掲載の4ヵ月後なんである。
これは『アマリリス』の登場人物にチッチキチーで再ブレイクする前に「こだま」と「ひびき」がいるのと同様の漫画家のショージョー力の凄まじさの証左ではないだろうか・・・スケールがだいぶちがうけど。
- 作者: 岩館真理子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/01
- メディア: コミック
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