クラス写真オナニー

大学時代あるとき誰かの部屋で酒を飲んでいて何の拍子か話題が「クラス写真オナニー」になった。
ひとの「卒業アルバム」でやるのが好きって言うやつもいたが、やはり「クラス写真」の方が良いということになったんじゃないかと思う。
「やっぱりあれは集中力がないと出来ませんよね。気を抜くと目当てじゃない子どころかとんでもないブスとか、最悪男の顔でいってしまうことがありますもんね」
などといいあってる中で、どうしてもそれが理解できないやつがいて
「次の日学校であったら気まずくないですか」
なんていっっておった。
僕は「その気まずさが良いやん」と返したが、さらに上手がいて
「なんかいつの間にかその写真が頭の中ですっげー美化されていて、本人に会うと拍子抜けどころか、たまに怒りを覚えることがあるんですよ」
なんて言っておった。
そこまでの域に達してなかった僕はそいつを達人と呼ぶことにした。
ちなみにその達人は『猟奇的な彼女』のキョヌというか『僕の彼女を紹介します』のホームの男にそっくりである。