森喜郎につける薬


山崎帝国堂では「頭脳の不完全なる者は馬鹿であります」で有名な「快脳丸」を既に販売していないのでこの鮫の脳ミソにはつける薬はないみたいだ。
http://www.dokusogan.jp/
しかし、この馬鹿に話聞くヤツもおんなじ馬鹿。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050217AT1E1700C17022005.html

日本の子どもの学力の順位が低下した経済協力開発機構OECD)の調査を念頭に「外の雑音に右往左往したらみっともない」と、学力偏重の見直し論議を批判。

あのー技術立国のこの国で数学の成績ってのは死活問題なんだってば、ばーか。
この前Q大の助教授の友達と飲んでて「あのさあ、お前に"数学必要か"ってテレビのインタビュー廻ってきたらどうする」と訊いたら「必要に決まってるでしょ」といっておったし、「だいたいあんなインタビューはノーベル賞とった田中さんにしろっつーの」っていったら大きく肯いておったぞ。
問題はすべての人の生活に数学が必要なのかではなく、(少なくとも基礎的な)数学の必要な職業がこの国には重要かどうかだろう。ま、馬鹿だから分んないだろうけど。

ニッポン放送の大株主に躍り出たライブドアの株式買い集めにも触れ「金さえあればなんでもできるというのは教育の成果なのか」と疑問を呈した。

元総理だからといって何でもいえると思っているほうが阿保だ。「金さえあれば」っていうの、あなた方「戦前教育」を受けた人がされた批判でして、ほりえもんは「無礼」で「失礼」なヤツではあるが、何も間違ったことはしてないぞ。

森氏は「一番すばらしい教材はこの『あひるのアレックス』だ」と、自らも参加して出版した絵本まで紹介。

朝日新聞によれば「カルガモの親子と親を亡くしたアヒルの子が家族のように暮らしている話」に感動したとのことだが、動物の生態学かなんかの本を先に読めよ、馬鹿。動物ってのが以下にシビアでしたたかかってのが...わかんないだろうけど。
だいたい何もかんもを戦後教育のせいにする馬鹿とこんな戯言を喜ぶクソ老人どもは、薩長明治政府が好き好んで「脱亜入欧」を目指し、皇室や政府の規範を欧米に求めたのをすっかり忘れて、戦後の進駐軍以降のせいにしている。ホントお目出度い。今度のこともどうせ戦後教育と競争原理がどうのとか共生とか助け合い・扶助がどうのという頭で考えるということが嫌いな人たちの心には美しく響くんだろう。お前らのそのような考え方があんなマヌケな戦争*1を引き起こしたのと同じ心性とか知能程度と思うと大笑いしたくなる。
現在の教育のあり方がどうかといってるけど「学校教育」でなんか人がどうかなるとは思ってない僕としてはどうでもいい。ただ、このままでは私学や塾に通えない貧乏人は「必要な」数学さえ習えない状況というのはどうかと思うぞ。

*1:太平洋戦争は悲惨とかいう前にとてもマヌケな戦争である。