確かに井筒さんも変だけど(まだまだ続く)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070419-00000022-dal-ent
確かに井筒さんってアホやなぁと思うことはある。スピルバーグ監督作『ミュンヘン』へのいちゃもんもすげー変だった。
が、しかし今回の新城卓はもっと変。

同じ映画監督として、新城監督も「映画を見てからコメントしてほしい。それがお互いの礼儀でありルール。パフォーマンスとしての発言は、やがて本人に返ってくる」と井筒監督への怒りをあらわに。「沖縄出身で国歌も聞いたことなく、上京しました。右翼というのなら、どうぞ。史実をとらえありのままに描きました」と強調していた。

問題は後半の部分。「沖縄出身」というと、『映画宝島 異人たちのハリウッド』所収「ウルトラマン在日朝鮮人」で切通理作さんが当時「左翼作家」のシンボル的存在であった大江憲三郎に対して「大江は、この文((「破壊者ウルトラマン」73年)を造った作家自身が沖縄人だということを知っていたのだろうか」と噛み付いたのを一瞬思い出したが
[google: 新城卓]
でその気持ちは一瞬にして萎えた。
ひとまずこの人の履歴新城卓@キネ旬DBのいっちゃん上が『博多っ子純情』なんは置いといて、その次が

復讐するは我にあり [DVD]

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なのは今日もかよ、である。
でもって今回の映画のことなんだけど
http://ocncinema.blog.ocn.ne.jp/cinemawave/2007/03/post_187e.html
シンタローの

だたし、勘違いして欲しくないのは、今世界で流行っている自爆テロと特攻隊とは全く違うということ。 あの自爆テロというのは、見栄えもなく訳も分からず市民を巻き沿いにしている。 特攻隊というのは、戦争行為で明らかに敵対行為を持っている相手に向かって、突っ込んで行ったものでこの二つは全然違うものです。

と「映画秘宝」での足立正生の発言のどちらに肯くか、はたまたどちらとも否定するかというのも今回おいとくとしても、新城監督の

作家・石原慎太郎と監督・新城卓というのは根本的に一緒だと思いましたし、私たちはとてもいい関係だったと思います。 石原慎太郎という人物はシャイで、ナイーブで純粋な人間だと思いました。

にはなんじゃ、それだと思います。「根本的にいっしょ」から「戦争のむなしさ」とか言われてもねぇ。
でもってこの方こういうことやってます。http://www.worldtimes.co.jp/special2/hoppou06/060207-3.html
で、そこで

 これは日本人の問題だと思う。日本人は素晴らしい民族だと思うが、第二次世界大戦で負けた時、魂を抜かれてしまった。日教組の影響だろうが、教育現場で君が代も歌わないし国旗も掲揚しない。

あれれ、先ほどの「国歌など聞いたこともなく」はどうしちゃったでしょ。
そんでもって「同じ民族なのだから、元島民や関係者の方々の痛みを分かってほしい。北方四島は日本固有の領土ではないですか」です。
「同じ民族」?僕中学の歴史の教科書でオキナワやアイヌの歴史なんかならっちゃいないですけど。

で、窪塚くんの発言

この映画を見て、戦争賛美だというヤツはアホだと思う。もう一回見た方がいい。見る前に言うヤツはアホ

右だ、左だ、というけど、鳥は両方の翼がないと飛べないという思いで、日々、生きています

だとしたら、これこれに関しても、「見ないでいうのはアホ」「両方の翼」の気持ちを忘れずに接してくださいね。
まさか、観ないでかたっぽだけ褒めたり貶したりする発言はまさかしないよね。