今度はまともな企画やるぞ、町山とそれから…「宝島」85年11月号その2

みうらじゅん先生の連載で町山智浩さんが個人攻撃されているこの号には、映画の記事があといくつかのあって、それがまた「カルトムービー大発掘」と「サイテー映画の素晴らしき世界」で「森田芳光×梅林茂(EX)」のインタビューで挟むなんていうワケワカラン構成になっているのである。タイトルの「…町山」というのはは「サイテー…」の方の〆のことば。
ご存知の通り森田・梅林のコンビは、松田優作藤谷美和子出演の『それから』の公開にあわせての登場。

二人が出会ったのが、やはりというか『家族ゲーム』の撮影現場。ウメリンはこの映画の音楽を担当するのが決まる前から松田優作と森田監督を目撃するために現場にいってたとか、ほんとか?。


そんでもって「カルト特集」で紹介されているのは『007 カジノロワイヤル』『マイラ』『キャンディ』、それから『映画秘宝 ベストテンなんかぶっとばせ!!―期間限定版』で秘宝オールタイムベストワンに選ばれた『ファントム・オブ・パラダイス』。その

特に『ファントム…』は近田春夫狂喜させ、『星くず兄弟の伝説』を作らせた元凶なんだ。近田さんは『ファントム…』に出てくるバンド名ジューシー・フルーツビーフを自分のバンドにつけちゃうほどのフリーク!

という紹介が、いかにも当時の宝島っぽいんだけど、ちなみにその『星くず…』の公開にあわせて、刊行された

の構成と主な執筆を担当したのが宝島入社前の町山智浩(以下この日記で繰り返してきたんで略)、そんでもって『星くず…』に感銘をうけた岡崎京子原作の映画『ヘルタースケルター』を監督する(めんどくさいんで略)


んで、「サイテー映画の素晴らしき世界」から『エド・ウッドとサイテー映画の世界』までの10年間に関してはいずれ書きたいなぁっと。