赤田QJ最終号

近頃再結成したSPEEDがテレビによく出てる。その度に頭の中にこびりついてる、「とある文章」がぬくっと顔を出しちょっとばかし鬱陶しい。

「うーん、お嬢ちゃん、そんな踊りどこで覚えたの?」と羽交い絞めにして詰問したいヒトエのダンス。対照的に淡白なダンスを無難にこなすタカコの美しい顔立ちとまだ熟しきらない乳房・・・

ってのがソレ。
んで、ソレをひさしぶりに活字で目にしてびっくりしている。「投稿写真」とか「BUBUKA」、「GON!」あたりで読んでたと思いこんでいたソレが、『雑誌のカタチ―編集者とデザイナーがつくった夢』で赤田祐一が携わった最終号と紹介してあったんで、だったら読み返そうと手に取った

クイック・ジャパン (Vol.18)

クイック・ジャパン (Vol.18)

に載ってた「今月の歌姫」の一節だったのだから、である。
赤田氏が編集長のままだったら、SPEEDをレスペクトしてやまないあ〜ちゃんやのっちのPerfumeはともかく、AKB48やももいろクローバー(Z)が特集されて表紙を飾ることなんかなかったであろう。ちょびっと感慨。


そんな赤田QJ最終号の10番めくらいの目玉、中原昌也アメリカ紀行」には“助っ人”と称して当時NY州在住だった町山智浩が参加していて、町山さんばかりがしゃべって「中原くん、なんでもっとインタビューしないの」という伝説のカラオケと逆のパターンになっている。ちなみに、この号の表1広告は「秘宝/洋泉社」だったりするんだけど、

『ベストテンなんかぶっとばせ』や『まんがチャンピオンまつり』はともかく

醜聞聖書―ザ・バイブル・オブ・スキャンダル (映画秘宝COLLECTION (4))

醜聞聖書―ザ・バイブル・オブ・スキャンダル (映画秘宝COLLECTION (4))

ってのは、今の秘宝から出ない種類の本だよなぁと思うので、上のQJにおける女性アイドルグループの扱いともども、編集長の交代や時代の要請なんてことを考えてしまうのだった。