帯付・アンチョコ付

古本市とまんだらけで手に入れた映画ジャケ文庫をいくつか。

帯付き

古本市で帯をいくつか。
本体は入手済みであった谷崎『春琴抄』の帯を入手。

文庫自体のコンディションも今回のほうが上だったのもうれしい。


あとTV『新選組始末記』の帯。

草刈正雄は映画でも沖田総司を演じているのだが、この文庫(新選組三部作 新選組遺聞 (中公文庫))の発行が77年なので、TVシリーズにあわせて発売されたものだろう。文庫カバーは絵(現行カバーとは別)。


そんで、カンヌ国際映画祭パルム・ドール(グランプリ)作品『楢山節考』の帯付映画ジャケ

人物関係図付映画ジャケ

で、今回入手した中で一番のヒットがマルキ・ド・サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』(角川文庫)。

ご存知パゾリーニの問題作

パゾリーニ・コレクション ソドムの市 (オリジナル全長版) [DVD]

パゾリーニ・コレクション ソドムの市 (オリジナル全長版) [DVD]

の原作である。で、これまたご存知の通り『ソドムの市』は映画秘宝コレクションの名前の元ネタであるが、裏ジャケ

はまるで
トラウマ映画館

トラウマ映画館

の陰画ともいうべきシチュエーションである。んで町山智浩最初の別冊宝島『映画の見方が変わる本』でパゾリーニを担当しているのは青山正明なのである。青山正明といえば・・・(以下また堂々巡りになるので略)


そんでもって、今回のヒットの最大の要因は、前の持ち主(1999年に東京都羽村市付近在住だった?)が手書きした人物関係図。

そんで、そのメモに使った紙の裏側(ホントはこっちが表側)と駐車場のレシート

もしレシートをシオリ替わりに使用していたとすると、挟まってたのが「ソドム百二十日」の途中の頁だったので、一度は読了して人物関係図まで使ったけど腑に落ちなかったので再読の途中で止ーめた!ってことなんだろうか。それとも人物相関図を作成したのは別の人で、この人は途中まで頑張っては見たものの力尽きて…ということなんだろうか、と本の中身なんかどうでも良くなるくらいにその人への興味は尽きなくなる。


いやー本当に古本って良いもんですね。