ハルキ映画と角川春樹事務所
ハルキ映画と角川映画 - BEAT-MANgus(椣平夢若食い散らかし記)なんてことを書くと、多少の当たりを引くもんである。
てこって今回手に入れたのは、
1979年4月10日発行5版病院坂の首縊りの家―金田一耕助最後の事件 (1978年) (角川文庫)
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1978/12
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
んで、今回の「当たり」っていうのは帯の裏面
その時の角川文庫収録作品で映像化が決定している作品が並べてあって、その最後尾に
とあるのである。これで少なくとも『蘇る金狼』の時点で「角川映画化」って言葉が文庫の帯やシオリ等に登場してることが分かった。
ご存知の通りこの『病院坂の首縊りの家』も市川昆監督の金田一シリーズの一つとして映画化されている。
http://http://www.jmdb.ne.jp/1979/dc001470.htm
この作品、一応「企画・角川春樹事務所」というクレジットされているが、当然非ハルキ映画なので、『汚れた英雄』のパンフにも『角川映画大全集』にも掲載されていない。
「角川春樹事務所 のプロフィール - allcinema」を見れば、この時期の横溝正史、森村誠一の映像化に関する権利を角川書店もしくは角川春樹事務所が持ってたんだろうってことが考えられる。この辺りにも正気のハルキのすごさが感じられてうれしい限りである。