角川洋画文庫
そんなハルキの戦略が当たってエンタメ出版社となった角川書店は、今でも洋画の原作やノベライズの文庫をわんさか出している。今の本屋古本屋新古書店の外国作家のコーナーには角川に限らず、双葉文庫やなんかの"それら"で溢れてるのもハルキのせいである。
んで、角川洋画文庫から2冊。
猿の惑星
メイクしてないヤツが一番猿やんとか、バートンらしくないって言われているバートン版の『猿の惑星』、そのノベライズ。
FBBのお二人から「旧作の方がバートンらしい」っていわれた本家『猿の惑星』の原作にも映画ジャケがあって。
がそれ。どっちもチャールトン・ヘストンでもマーク・ウォールバーグでもなく「猿の軍団」が表紙になってる。ちなみに創元版の登場人物紹介でコーネリアスは「コルネリアス」となっているので、小山田圭吾はこの版の愛読者ではなかったと推測できる。
ハリーと典子さんの些細な関係
角川によれば「シリーズ最高傑作」らしい
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先日ほんだらけの棚で見かけたときにはさほどインパクトを感じなかったけど、手にとって帯(の裏)と栞を確認したら・・・
知世ちゃんの栞(キリンの清涼飲料キララの広告)と、典子さんB面シリーズ第1弾『晴れ、時々殺人』『湯殿山麓呪い村』の告知。
シリーズ唯一のクリント・イーストウッド監督作で、ソンドラ・ロックとの共演作ってとこで、その後監督として名声を浴びまくってるクリントと、監督してからああなったハルキ(同じ角川映画、大薮春彦原作、丸山昇一脚本でああも評価が違ってる時点で気付けば傷は浅かったのに。草刈正雄が気の毒)の対比がおかしい。たーだ『笑う警官』の続編(とは違うか)の『警官の紋章』の監督が崔洋一じゃなくって井筒和幸だったら完璧だったのに惜しい、と今月の「日本映画縛り首」を読んで思ったもんである。