ものには順番がある

ものには順番というものがありますたとえば、「姑獲鳥の夏」より先に「魍魎の匣」読んでしまったりとかいうのはあるまじき行為です。
で、「仁義なき戦い」シリーズはどうなんでしょう。
この「ものには順番がある」を「仁義」のセリフに置き換えると
牛のクソにも段々があるんで
となりますんで、やはり「順番」は非常に重要なことだと思います。
確かに実際の広島抗争に沿ったストーリーを知るには順番に『仁義なき戦い』『広島死闘編』『代理戦争』『頂上作戦』と観る必要があります。
でも、『新仁義〜』『組長の首』『組長最後の日』はどれから観てもいいと思います。
で、ここで気をつけたいことが二つあります。
世の中には原理主義というものがありまして、「冥王星の立場がうじゃうじゃになってるときでも太陽が地球の周りを回ってる」と考えてるとか、「スターウォーズってはこの世には3作しかない」なんて思ってたりすることですね。でもって「仁義笠原和男原理主義」者の方々は『完結編』以降を仁義に数えないなんてことを言い出しますから、順番と言ったときは五番目をどれにするかはけっこう重要かと思います。
また、「順序」が大切な最大理由は「ストーリーやキャラクターが連続してるやつは続けて読まないとわか」らないということなんですが、こと『仁義』に関してはストーリーはともかく、同じ顔した人が違う名前で出てきたり、逆に違うほっぺたした人が同じ名前で出てきたりしますんで気をつけないようにしないと大変です。もし、そんなコマイこというヤツには即座に
そっちとは飲まん
と言うようにしましょう。

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