栄光のあり・なし
- 作者: 森田信吾
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/05
- メディア: 文庫
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だが、収拾がつかなくなることを憂慮した今村が、思いとどまらせ現存する形に収まった。しかし、後に今村が川島の意図が汲んで止めたことを深く後悔する・・・というものだった。
それにしても絶賛と哀悼の嵐である。そりゃ今村監督への賞賛はいくらしても足りることはないだろう。ただ、この手の報道に絶対的に欠けているものがあるんじゃないかと思う。というのも多くの映画作家が、晩年自分の思うような作品を撮れず志半ばの最期だったりしても、過去の作品の賞賛の嵐でそのことをうやむやにしてしまうなんてことがあっていいのだろうか。