激安映画原作文庫本で愉しむ

霊によって・・・でなくて、例によってブックエコ福間店でSET本30%オフセールで映画原作・ノベライズ文庫本漁り。
11冊で140円
うち4冊でなんらかの当りをひいた。

この人結局映画は観たんだろうか

ジョイ・ラック・クラブ (角川文庫)
アメリカではベストセラーだった、オリヴァー・ストーン製作総指揮の映画の原作本。
んで、今回のブツは

某福岡の放送局(福岡で最初にPerfumeをプッシュした局)主催の試写状入り。試写状って会場で回収されるのが普通なんで、原作本まで買っておきながら、会場に足を運ばなかったと推測できる。つうか、葉書ってシオリにすんには大きすぎて不便なんで、もしかしたらこの人本も読んでないんじゃないのかなぁ、なんて想像できただけで充分30円の価値あり。

タイトル変更本


左から『ラブストーリーを君に』ドゥコワン、『雨の朝パリに死す』フィツジェラルド。
『ラブ〜』なんていうフジのトレンディドラマみたいなタイトルと仲村トオルがぐったりした後藤久美子を背負ってるってな、まるで

のパクリみたなカバーをひらくと、『眠れローランス』という本来の題名が出てくるっという『仮面学園』スタイル本。ちなみに監督は「映画ジャケ」常連の澤井信一郎(例えば『福沢諭吉』)

なんだけど、それよりこの映画ってば企画黒沢満、脚本丸山昇一、撮影仙元誠三っていう優作組スタッフなんで、それだけで優作信者の仲村トオルだけは上機嫌だったんだろうと想像。


雨の朝パリに死す」っていうのはエリザベス・テイラー主演の映画のタイトルで、フィッツの原作は普通

「バビロン再訪」(原題Babylon Revisited)とか、「バビロンに帰ると呼ばれているもの。
ただし、このタイトルで最初に出版されたのが1955年なんで、ひとまず僕の大好きなハルキの商売っ気ということではないのが残念だが、当然合わせて60円の価値は充分。

とてつもない共通点


シルミド』に『ほたるの星』のしおり。
「歴史に翻弄された金日成暗殺部隊の悲劇を描いた、△マーク男泣きアクション」と「小学校の教員が蛍の飼育を通じてクラスを一つにしていくヒューマンドラマ」という一見まったく共通点のなさそうな組み合わせなんだけど、『シルミド』の劇中で部隊が合唱する「赤旗の歌」を『ほたるの星』の主演の小沢征悦の従兄弟のオザケンが1stアルバムで演奏してるのである。

Three Cheers for our side ~海へ行くつもりじゃなかった

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それはそうと『ほたるの星』の監督菅原浩志なんだけど、Wikipediaやallcinemaではいっしょになってる来歴が日本映画データベースやキネ旬データベースではなぜか、角川映画(というかハルキ映画)時代とその後が別個になってる。

菅原浩志 - Wikipedia

http://:title

日本映画データベース
菅原比呂志
菅原浩志

キネマ旬報映画データベース
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=by_name&id=90958
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=by_name&id=129751

名前の表記が変わったからって業績をカウントされないってのは困るのである。だって、この人角川時代のハルキと現在の歴彦の下で監督をやってる数少ない人だからである。

あとは森田芳光(ハ『メインテーマ』歴『失楽園』)くらいのもんなのである。

まあ、すげー近い時期に監督してる三池崇史ってがいたりはするんだけど。

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そんなこんなで40円分価値は大アリ。