何だかこれこそ虐めみたいな番組編成

【PINK NO WAVE】
『年上のOL 悩ましい舌使い』(吉行由美監督/谷川彩/鏡野有栖/華沢レモン/05 OP)
『痴漢義母 汚された喪服妻』(広田幹男監督/阿当真子/小島三菜/05 新東宝)
団鬼六 縄責め』(関本郁夫監督/高倉美貴/高橋かおり/森 美貴/S61 エクセス)
『年上の〜』は別項にて。
『縄責め』。高倉美貴は確かに奇跡的といっていいほど美しかった。個人的にはおっぱいの形が好みじゃない*1んで、それほどソソられない。しかしながら、彼女の美しさは個人的な好き嫌い云々を越えてた。ただ、作品としてはどうってことないものという気がしたが、それよりその前の『汚された喪服妻』が酷すぎたんで、当時のロマンポルノというのは現在のピンクとは比較にならないほど、恵まれた環境で製作されてたんだなーと感じた。この二つを並べるのははっきりいって「酷」だった。もし、順番が逆だったらもっとあからさまに虐めだったように思える。
とにかく『喪服妻』ってば、主人公の姉ちゃんが没落した名家の令嬢(同じ借金のカタなので高倉美貴との落差が悲しい。))に見えない。旦那との年の差が20歳に見えない。旦那が急死後に臨時株主総会を開くような株式会社の社長に見えない。会社相続目当ての女があんなブスでいいとは思えない。家も外観はともかく、中がメチャクチャちゃちい。どうも金持ちの家に見えない。ストーリーもまともな知能の人が考えたとは思えない。大体、なんだあの安易の幽霊の使い方。多分、製作者徹夜続きでみんなへとへとなんだろう。ただし、見てるこっちの方もどうにか成立させるために脳内変換をさせなくてはならない*2んでへとへとになる。
つまりは頭をうまく使わずに「なんかできそう」な内容を適当に作ったもん。頑張ったという誉め方をする人がいるんだろうけど、自分たちが与えられた予算とかキャストで面白いもんを作ろうといった努力を放棄してるだけだと思う。とにもかくにもこんなもんが2005年の作品というのが驚かされる。素で「帯をとってぐるぐる」とかされてもねー。

*1:乳輪もデカスギ

*2:とにかく"そう見える"ように努力しなければいけない