なぜだかちょっとでかい!復刊号/雑誌のガタイ

雑誌のカタチ―編集者とデザイナーがつくった夢』で魅かれて以来、ちょっとだけ真剣に探していた、『宝島』1974年7月復刊号を入手。

この号、そのちょっとだけ後の宝島よりちょっとだけ大きい。

つまり「QJ」創刊時に赤田祐一がこだわった、北山耕平(小泉徹)な「宝島」よりちょっとだけデカいということである。


実に、「ほんのちょこっとなんだけど版型変えてみた そこにきづいてほしいぞ!」みたいなもんが感じられて非常にうれしい。
そんでもって、この号で一番びっくりしたのは、他でもない、RCAの広告。

ルー・リードと藤竜也が同じレコード会社に所属しているとはいえ、それを隣り合わせに載っけているというところが、当時のレコード会社や雑誌の編集者の気概もしくはいい加減さを如実に物語っているような気がする。
で、やっぱりなぁと思うのは、「ロックンロールアニマル」の方は

てな風に当然のようにはまぞうに出てくるのに、『藤竜也』の方は「取り扱いできません」な商品さえも出てこない、だからと言ってすんげープレミアついてるわけでもなさそう*1なところである。


それから、と学会のトンデモ本の連載が「宝島30」で始まったことさえ「過去」のこととなってる現在、この復刊号に「横尾忠則の空飛ぶ円盤をもとめて 第三回」なんてのが掲載されてるのは遠いムカシのことなんだぁ、とか。