またきっと逢える・・・で逢えたことなんかない
自分でも買って読んでいたことを忘れていた、雑誌の創刊にまつわるあれやこれを「それは××である」で分類した
- 作者: 難波功士
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/01
- メディア: 新書
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そんなこと思い出したのは、先日行った古本屋の雑誌コーナーの一角がちょびっとだけ最終号特集みたいになってて、そこに
「DELUXEマガジンORE」91年7月号
表紙:江崎まり
があったからだ。
どうも「ありがとう、そしてさようなら」というのは雑誌の最期によく使われるフレーズのようで、そこに置いてあったいくつかの表紙にも寂しく踊っていた。いや、まあ最終号が出せるだけまだましなんだろうけど。
そんで、当時僕が通っていた高校の写真部にK君というのがいて、彼が文化祭や体育祭なんかの写真で女の子を撮ると妙に可愛く写るんで、いつしか彼のことを僕らは「福高の野村誠一」なんて呼んでいたのもの影響だったなぁ、とちょっぴりセンチな気分で頁をめくってみた。
やっぱり一番に目に留まったのは、雑誌の歴史を振り返る特集。82年の創刊号の表紙が82年組でも角川三人娘でもなく伊藤麻衣子だということに、この雑誌の「まだ誰の手にも触れていない女の子を代替的に取り上げる雑誌があってもいい」という意気込みが見えるといいたいところだが、その後の表紙に並んでるのが中森明菜、森尾由美、川島なお美、加藤香子、堀江しのぶ、沢口靖子、斉藤由貴、岡田有希子、南野陽子なんでそうでもないやん!である。KTの最初の嫁、大谷香奈子も最初に見たのはたしか「BOMB!」だったし。
後は・・・いつか読もう。
で、やっぱりこのころアイドル冬の時代だったんだなぁと強く感じたのが、目立つとこに載ってる広告が森口博子と井上晴美だったってこと。