幕末ダイアラー
ま、ブロガーでもいいんだろうけど。
- 作者: 佐藤誠朗
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/04/20
- メディア: 新書
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さて、この本は、豪農、商人、名主、医者等々の日記を読み解いて
庶民はわけもなくいきり立ったり、むやみやたらに逃げまわったりする存在だった
では「なかった」ことを論じていくんだけど、登場する日記は今のブログといっしょでそれぞれにタイトルがついていて、単純に「○○日記」というのが多いんだけど、「日乗」、「陰陽記」、「珍問実記」、「反正紀略」等の工夫をこらしたタイトルをつけてるのも多い。なんかこれも今のブログといっしょな気がして面白い。
考えてみれば、みんながみんな「ペリー来航」に一気に「国家の危機」を感じるわけもないってなことは至極当たり前のことなんだろうけど、小学校以来の教科書やテレビの歴史番組ですりこまれら目の中の鱗はかなり厚くて頑丈だったりするんだなということを気づかせてくれたし、
- 作者: 田中圭一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11
- メディア: 新書
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ときおり「江戸時代に戻れ!」なんてスローガンが現れることがあるが、支配構造や技術段階の話はおいといて、そんな心の持ちように関しては「あり」なのかもしんない、なんて。