映画のあとのデートコース

100円均一の映画のパンフレットをいくつか買った。
『トラウマ映画館』で『かもめの城』の前振りにつかわれた『シベールの日曜日』もその一つ。

表紙をめくると、いきなりアカデミー賞外国映画最優秀作品賞をはじめ各映画賞がずらっと並んでいて、その後もこの映画がいかに高い芸術性を備えた映画なのかと云うアピールが続く。んだけど、あの本読んだ後だからだろうか、パトリシア・ゴッジがベラ・ルゴシに変換され、頭の中で

バウハウスの「Bela Lugosi's Dead」が再生されてしまって、ちゃんと読めそうもない。
だもんだから、内容はおいといといて広告に目が行く。表2の三越、表4武田薬品アリナミン*1はおいといて、表3の「北村パール」の広告に

に、この当時は映画の見た後は、女性に真珠買ってやるくらいの財力がないといけんかったんかと嘆息したのだが、志賀信夫氏の文章下の広告「純喫茶 ゆうらく」の

“デート・イン・ステレオ”

という字面や語感のややマヌケさに救われた。

*1:効果を高め治療期間を短くする大量療法を!ってコピーはいかがなもんか