「GORO」で篠山紀信の神写号

とみさわ昭仁師(id:pontenna)による『元気な時代、それは山口百恵です 31日間の現在写真論』のレビューに便乗するわけではないが、高樹沙耶表紙の『GORO』87年2月26日号

を入手。
「激推し」のさらに上が「神推し」だということをついさっき知ったのでそれに倣うなら、篠山紀信による高樹沙耶様の「神写」が巻頭グラビアを飾ってる号だ。
「82年組パンジー加入未遂」や『沙耶のいる透視図』のおクラの話を繰り返しはしないけど、なんかそんな上手くいかない時を経て、この時点での高樹沙耶の美しさは尋常ではない。特に『高樹沙耶―メガロポリス・トーキョー (激写文庫)』に収録されなかった着衣の写真は・・・


そんな神グラビアの後のグラフ頁のトップが明石家さんまの11枚目のシングル「真赤なウソ」発売の紹介で、その後の目玉は「ビートたけし 浅草キッドの夢と真実」である。直前に起きた「フライデー襲撃事件」でメディアから消えたたけしのルーツを探るレポート。この二つには特になんの感慨*1もなかったが、おわりの方で若手のホープとして紹介されてるダウンタウンの発言の青さには笑った。特に松本人志

何でもいいんですわ。これをやりたいいうもんもなかったんでなんとなく

だとか

ホンマは漫才やりとうない。漫才作家、コント作家になりたいんやけど、オレの書くネタをうまくこなせるうまいのがいてへんのや。でも、これ以上の人気はいりまへん。忙しさに追い立てられるのは、どうにも性にあわへんからねぇ

って言葉遣い、どこまで編集の手が入ってんだろうと思いながら面白く読んだ。


って、このころの「GORO」には思い出も思い入れもないんでこれ以上なんも思い浮かばない。

*1:ちなみに付録は南野陽子のポスター