大島優子はチビ猫を演じきれるか?

Web連載空間「ぽこぽこ」ページ移行のご案内てな記事を目にして興奮してしまったも多いと思う。
サブカルチャー神話解体』の分類において「高踏派」とされる少女マンガ群の、その2トップである萩尾望都山岸凉子の両先生が

アラベスク 完全版 第1部1 (MFコミックス)

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ポーの一族 I 萩尾望都Perfect Selection 6 (フラワーコミックススペシャル)

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という少女マンガ史上(というか日本近代文化史上)に燦然と輝く傑作において、互いの作品のお手伝い(アシスタント)を務めているということを本人の口から語っているのだから。
また、ネットで公開されて話題を呼んだhttp://usio.feliseed.net/paetone/に関しての

山岸 いまこんなさなかにネットで公開してしまって、かえってみんなの不安をあおるだけじゃないかなと、ものすごく気になっているんですけどね。
萩尾 いやいや、十分不安なんだから。
山岸 そうですかね。
萩尾 情報が欲しい状態なんですから。むしろ警鐘として鳴らしていたものが、やっと役に立っている。ああなるほど、事故って、起こるんだと、どかっと腑に落ちているという状態ですよね。

というやりとりも非常に貴重で、この萩尾先生の明晰さの100分の一でも松本零士にもあればあんな醜態さらしてないのにと思う。


さて、この世紀の初対談は

という太田出版発行の雑誌上で実現したとのことだが、この号にはもう一つの2トップ女子対談「女の子のためのAKB48大島優子×前田敦子」が掲載されている*1ようだ。ただ、この「AKB選抜総選挙」において1位の座を争っている二人は山岸凉子×萩尾望都というよりは大島弓子×萩尾望都なんだと*2思う、「大島〇子」だけに。
・・・てな風なトンマな思いつきを「ひらめき」と勘違いしてしまったTV局か代理店の人間が大島優子主演で実写化というオゾマシイことを考えついたりしないだろうかと心配になった。その可愛らしさがチビ猫のオマージュといわれた『ハチミツとクローバー』の花本はぐみを蒼井優という全くのミスキャストで映画化するといった前科がこの国にはあるだけに非常に心配になったりする。"普通に考えれば芦田愛菜ちゃんや石井萌々果ちゃんだろ!"という良識が通じない・・・って勝手に僕が妄想してるだけやんか。だめだめ。
こんなことでは石井一成くん*3に「お前何中だ?」と蹴りを入れられるな。