そして、再び別冊宝島は反原発推しなのだった

その時、別冊宝島は反原発推しだったを書いて、すぐに

を手に入れ*1、「その後も別冊宝島は反原発推しだった」ってなエントリをあげようと思ってたら、なかなか手に入んなくて
改訂版 これから起こる原発事故〜原発問題の専門家から警告 (別冊宝島) (別冊宝島1469)

改訂版 これから起こる原発事故〜原発問題の専門家から警告 (別冊宝島) (別冊宝島1469)

が再刊されたんで購入。
これ、近くの本屋になくてアマゾンで買ったんだけど、そのアマゾンで一部でちょっぴり注目を浴びて炎上(炉心融解?)しているのが、某アイドルの名前を勝手に使用してレビューをしてる、地球と自然を守りたいってな人(所在地からして燃料棒投入)。この人もしかして関係者?なんて疑念をもたれてるんだけど、レビューが書かれたのが2008/1/14〜2008/5/17なんで、「原子力ルネサンス」の追い風に乗ってたころだろう。
そういえば
原子力ルネサンスの風―海外最新リポート (DENKI SHIMBUN BOOKS)

原子力ルネサンスの風―海外最新リポート (DENKI SHIMBUN BOOKS)

ってな本はこんな風に終わる。

(WANO総会で講演した)カバノー氏の言わんとするところは「可能な限り最大級の安全性を維持できて、初めて原子力の恩恵はもたらされる。まさに安全なくして未来は語れない」ということにつきる。
ルネサンスに綻びが出るとすれば安全が崩れたその時となる。そうならないためには、かっての先生役の日本の立場はますます重きを成して来るはずだ。いち早く日本は生徒の立場から脱却し、これまで構築してきた技術面を含めた総体としての安全文化をアジア各国に伝える役目を果たさなければならない。すなわち、それこそが日本に再び原子力の「ルネサンス」が訪れることにもつながる。

これっぽっちも日本に「安全文化」なるものが存在しなかった*2ことが明らかとなった今となっては、笑いさえおこらない寒々しい文章であるが、そもそもこの「ルネサンス」なんという耳当たりの良い言葉が間違いだったんだろう。ブッシュ政権と動きを一にしたこの策動*3は「レコンキスタ」(「再生」ではなく「再征服」)だったに違いない。


で、ふと思ったんだけど、おニャン子が活躍した1980年代後半ってのは、例のネクラなおっさんの著書が売れて「反原発」の風が吹いた。んで、2000年代前半は上記のアイドルの所属する事務所が天下をとってた時期はちょうど「原子力レコンキスタ」の時代だった。んで今また秋元康プロデュースのアイドルグループが・・・なんか妙な符合が・・・いや、やめておこう。