この「別宝」はこすい
隣町(今は同じ市内だけど、僕の意識の中では今でもそう)の歯医者に向かうのに、10分ほど早く出発する。理由はその歯医者の目の前のコンビニで
AKB48 推し! (別冊宝島) (別冊宝島 カルチャー&スポーツ)
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: 大型本
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そのコンビニは大家志津香さんのご両親が営んでいるいけす料理のお店にちょっと近くてちょっとばかし勇気がいったけど(こいつわざわざ買いにきやがってと思われたらどーしようとかご両親と鉢合わせしたらとか)、で、今日の治療は約二時間の長丁場で途中読むもんが必要なんだと自分に言いきかせて買った。
で、待ち時間にまず表紙と裏表紙を眺める。ほう、別冊宝島って「ベッタカ」って略住んだなんて感慨にふける。
そんで治療に入ったらそう読めるもんでもなく、結局本文は読めないまま帰宅。
目次を眺めてどの順番で読むか考える前に、執筆者名を見て読まないやつを決める。仲谷さんと菊地さんには悪いがその二人の分は一生読まないと決め、その頁に心のボンドを塗る。
てこって、ここは礼儀として「大家志津香」からだよなと読み始めて、そんで、次の一文が頭に残る。
んで、有名なPerfumeファンの作家さんの頁に移ったら、あろうことか出だしが
そもそも私、別のアイドルユニットの熱狂的なファンなのだが
という、桜塚やっくんでなくても「正直がっかりだよ」といいたくなるようなちょっとこすい文章だったのだが、担当するメンバーの呼び方が最初「宮崎さん」だったのが「みゃおさん」に変わって再び「宮崎さん」に戻ったり、また…てなとこに深い郷秋を感じた。たぶん次回作の登場人物にマサキとキヨトのコンビがいるはずだ。
んで、その次に馴染みの深い小説家・映画作家の杉作J太郎さんの文に消化不良を感じながら、杉作さんが深い愛情を注いだ別のアイドルユニットの関係者、都築浩さんの
頑張れば報われるということにギリギリのリアリティがあった90〜2000年代のアイドルがモーニング娘。で、そんなことに全くリアリティがなくなった2010年代のアイドルがAKB48
に深く肯く。そして山里亮太さんの
増田有華の生き方には「本の努力のレシピ」が隠されている気がする。努力って、"結果"を連れてきてくれないと本当に虚しさを感じて、次に向かえない状態になってしまう。「努力が報われるか?」といったら報われない方が多い。
(略)
そんな時、「報われないことを次の努力のためのエネルギーに変換する能力」!この能力の使い手が増田有華なのだと思う
という一文に心底感涙しながらも、杉作さんと同じ境遇なのにずっと大人な山ちゃんさんの対応にどっちがどうだとはいえんなぁという思いにふける。
…これは初めからちゃんと読まんといけんなぁ。
ちなみに「別冊宝島」48号は『イメージ生産の技術』である。
※その歯医者の新人さん(歯科衛生士の卵)がちょっぴり河西智美似だったのは秘密だ。