アーリー80’Sトップアイドル映画対決

坂口良子がテレビのバラエティ番組に出るたびにリンク元に彼女をイメージ検索した方々がちらほら現れる。先日も母子で「御殿」に出演してたからだろう。この一週間もそんな人がポツポツいたりして。


そんなこんなで、表紙の

で迷わず買ったのが


『GORO』83年4月28日号(小学館)

現巨人軍監督原辰徳だとか、現高砂親方朝潮太郎だとか現役時代でネタにされてたころのである―それにしてもこの二人の指導者としての評価は天と地ぐらい離れちゃったねぇ。
そんでもってこの号の目玉記事ってのが


BIG2激突スクリーン大戦争
薬師丸ひろ子VS松田聖子

である。前年の「82年組大攻勢」の後も依然トップに君臨してた女王二人の主演映画が公開時期が近いってことでの特集である*1。この二人ってば本人が現在もなお第一線で活躍してるだけでなく、元旦那が揃いも揃ってオヤジ転がしが上手そうなオンナとの色恋沙汰が話題になるってな変な共通点を持ってる。んで、相手がそれぞれバブルとロハスというメダルの裏表なイメージってのもやれやれというか・・・。


それはさておき、その映画とは『探偵物語』と『プルメリアの伝説 天国のキッス』で、主題歌も当然主演の二人が歌っているという正しきアイドル映画なのであるが


その両方の作詞が松本隆で、「探偵物語」の作曲が大瀧詠一、「天国のキッス」が細野晴臣ってな「はっぴいえんど」界隈ってのがものすごーくあの時代を感じさせるものがある。


んで、気になる配収なんだけど、結果的には『探偵物語』の圧勝となるんだけど、まあ、その差はこの二つの映画の差(いいかえるとひろ子と聖子の差)というより、公開時期(『プルメリアの伝説』が7月2日で『探偵物語』が7月16日)と、そしてなにより併映作品の差っちゃね*2


ちなみにこの号では広田玲央名

も「村上龍が見つけたピーター・フォンダの恋人」ってことで紹介されている。