うれしいごやく

ぼちぼち読んでる

映/画、黒片 クライム・ジャンル79篇

映/画、黒片 クライム・ジャンル79篇

この手の本の良いとこは最初から順番に読んでかなくてもいいとこ。

そんで次のような文章に出会うと妙に嬉しくなってくる。

『ゾディアック』で初めて知ったのが、『猟奇島』というサイレント作品だ。字幕に『猟奇島』とでて興味がわいたが、しらべると原作があって、それが1925年発表のリチャード・コネルの短編The Most Dangerous Gameの七年後の映画化作品の邦題であった。もっとも危険な遊戯。小鷹信光編著『<新パパイラスの舟>と21の短編』<論創社>によると邦訳も何種類かあるようだ

そう、この場合の“game”は「獲物」と訳すのがふさわしいのだが*1、そこはそこ、

最も危険な遊戯 [DVD]

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探偵物語 (幻冬舎文庫)

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ってことで小鷹信光を出すんなら、ブリッジとして「遊戯」が正しいことになるわけだ。
うん、とってもハートボイルドだ。