乙女もすなる蒐集というふものを

ブックガイドを眺めるのが好きだ。「SF」や「ミステリー」、「時代小説」などなど、そのジャンルそのものにはさほど興味はなくても、なんとなくブックガイドは手にとってしまう。
そんでついさっき手に取ったのが

ブック・イン・ピンク―おしゃれ古本ガイド

ブック・イン・ピンク―おしゃれ古本ガイド

である。
タイトルのピンクというがどういう意味なのかは今んとこよく分らないんだけど、他の章題に使われている色に「ブラウン」や「グレー」があるので、いっちゃん初めに思い浮かんだアレのことではないようである。
そんで目次を眺めて、目に留まった「角川レタリング」の頁に進んで

私のように表紙で、「ジャケ買い」する人も多いでしょう

この頃*1の角川文庫は映画スチールを表紙に使ったノヴェライズや原作本が多くて、これもまたオススメなのですが、文芸物のこのレタリング・シリーズもしゃれていて、ちょっとコレクションしたくなります

なんて文章に出くわし、諸手で拍手したくなった・・・その姿があまりにおっさん臭そうなんで止したけど。
こんなとこで「映画ジャケ」収集の勇気もらうとは思わなかったんで非常にうれしい。山崎まどかさん、ありがとう。


ちなみに、同じ著者の本に

オードリーとフランソワーズ?乙女カルチャー入門

オードリーとフランソワーズ?乙女カルチャー入門

てのがあるらしい。オードリーはともかく、フランソワーズという名前に関してはサイボーグ003しか思い浮かばない、「乙女の敵」な僕がこの本読んでもいいものかちょっと迷っている。

*1:1970年代初頭