角川家の問題


この2冊の文庫、どっちもエリック・シーガル『家族の問題』のジャケ違いである。左がマーティン・シーン主演の映画『愛の7日間』*1のカバーで、右が山口果林主演の昼ドラ『小さな訪問者』*2のそれなんだけど、実はこれカバーをとると

どっちも『家族の問題』のまんま。
それどころか「初版」のまんま

なのである。
エリック・シーガルはハルキが出版界の風雲児として、その名を轟かせた

の作者だからだろう、これも売れると踏んで、こんな粘り腰を見せたんだろうけど。
それはそうと、先日の土ワイではコギタネェ婆ァ役だった山口果林の往時の美しさの記録としても、このTVジャケ文庫は貴重であると思われるんだけど、案外TVジャケってのは渡辺典子@『真実一路』といい、荻野目洋子@『早春物語』といい、奇跡的な美しさだったりするのである。