半熟ミステリー?温泉玉子ミステリー?

ナニ、ソレ?
『バラエティ』85年7月号の対談「渡辺典子・高柳良一ハードボイルドなんて関係ナーイ」における「ハードボイルドとは?」という問に対しての典子さんの答えである。
この号はハルキ映画のBローテーションのPG路線の第三弾

の大プッシュ号で、前回の『いつか誰かが殺される/麻雀放浪記』の成功というか『麻雀放浪記』の高評価に気をよくして、
『感性の旗手<>の出会い


ハードボイル北方&ミステリー赤川
なんて煽りをかましてるんだけど、その対談っのが、ハードボイルドに関して無知な二人に編集者がハードボイルドとは何ぞやということを教示しながら、二人の意見を聞くってカタチなんだけど、この二人が揃いも揃って興味も理解も示さないという、もしかしたら北方謙三にケンカ売ってる?ってな内容となっておる。その二つ前の号で典子さんは赤川次郎と対談して、そこで『死者の学園祭』やりたい!なんて呑気に語ってんだけど、もうこの時点で薬師丸ひろ子離脱で、ハルキ映画自体が傾きだすっていうのに、もうである。
そんでもって「ナニソレ?」のあと典子さんは「松田優作さんて感じですか。なんとなくわかるようで、よくわからない」とこれまた正直に答えてる。
ちなみに松田優作は日テレ『探偵物語』を“ハートボイルド”と呼んでいた。さて、今晩のTBS『ハンチョウ3』で、佐々木蔵之介はどんなハートボイルドぶりを典子さん相手に見せてくれるんだろうかね。