105円ではムツカシイ?

「105円で集める町山智浩」なんてエントリー書いてはみたものの、ブックオフなんかではコンビニ本に押されて別冊宝島は本棚から駆逐されてるからねぇ。
とか何とかいいながらもいまだに別冊宝島の古本を買ってる僕なんだけど。
てこって

雑誌のウラ側すべて見せます! (別冊宝島 (423))

雑誌のウラ側すべて見せます! (別冊宝島 (423))

この号には、別冊宝島の売りの一つであったところの表紙の立体イラストレーションを作ってきた野崎一人のインタビューが載っていて、その中のやりとりの一つに

―表紙とは関係なく、面白く思った別冊宝島はありますか。
野崎 『おたくの本』だとかいうのは、取り上げるのがものすごく早かったでしょ。あと、『いまどきの神サマ』では、話題になる前から麻原彰晃をいちはやく載せたりしてて。あの頃、別冊宝島のやったタイトルやテーマを、いろんな本やテレビなんかで真似てたよね。

ってのがある。さらに「野崎一人の想い出の別冊宝島」という見出しで10冊ほどがあがってるうちでまっ先に(タイトルの横に)並んでるのが『裸の自衛隊』である。


この3つの号の編集が誰かは今更書く必要もないだろうと思う。
んで『今どきの神サマ』と『裸の自衛隊』は文庫で出てるんで、

いまどきの神サマ (宝島社文庫)

いまどきの神サマ (宝島社文庫)

裸の自衛隊 (宝島社文庫)

裸の自衛隊 (宝島社文庫)

中身を読みたい(『いまどき〜』の吉峻貞信「オウム真理教入信体験記」と『自衛隊』の大月隆寛の「習志野空挺師団体験入隊記」は、いろんな意味で面白い*1だけなら、文庫で充分だと思うけど、やはりこの当時の「別冊宝島」はやっぱりあの表紙あってこそって気がする・・・105円じゃなくてもいいでしょ?

*1:詳しくは『サブカルチャー世界遺産 (SPA!BOOKS)』の町山智浩インタビュー参照