80'Sモデルの面影

ひょんなことから手に取った本

ジャパニーズ・モデルブック

ジャパニーズ・モデルブック

伊東絹子から始まり、山口小夜子、中川比佐子、甲田益也子等々の日本を代表するモデルの図鑑(と書くと動物や怪獣のような気がしてきて楽しくなるからそうする)なんだけど、そんなキラキラ星のごときモデル(ってよく知らないけど)が並ぶ中で、僕がまっ先に探したのが、そう雅子である。

雅子 (女優) - Wikipedia

なぜならいしかわじゅん『パンクドラゴン』の傑作エピソード「雅子の面影」のあの雅子さんだからである。
*1



・・・って以前同じようなことを書いたようなような気がするが、まあ今回こんな本を手に入れたってことで。
この手のものってどんだけ作り手ががんばっても、自分がその分野に詳しかったり思い入れがあったりする人から「なぜ○○が入ってない!!」って声が噴出するもんだけど、これが出たときもそういう声があがったんだろうなぁという気がした。気はするんだけど、具体例はちっとも思い浮かばんから至って穏やかな気持ちでこの本をめくることが出来たといえる。林マヤはともかく、江角マキコ黒谷友香鷲尾いさ子市川実日子に関しては「意外!」とは思わんものの、「そういやそうなんやんねぇ」なんて思ってるほど無知なんだもん。


それから、この本が出たときより「モデル」という職業というか職能というかがメチャクチャ拡散してしまった今現在、こんな本出そうとしたらグッチュグッチャになってしまうんだろうなぁとも。


でもって、60年代の部分が『スタジオヴォイス』'94年9月号『キューティたちの60年代』の「スーパーモデルたちの雛形としての60年代キューティズ」と全然雰囲気違ってるってのも・・・比較することが間違ってるんだけど。


タダで手に入れた本でこんな愉しんでいいのかしら。

*1:

パンクドラゴン大全 2 (アクションコミックス)

パンクドラゴン大全 2 (アクションコミックス)