もっと滑りたいから、私をスキーに…

先日某所で北海道、東北出身の方々がスキーがいかに日常かってことをオハナシされていたんだが、こちとら数年に一回しか雪なんか積もらんようなとこ住んでおる。小学校時代に例年にない積雪があった時には、授業こきやめて雪合戦だの雪ダルマつくりだのをしたようなとこだ―以前この話を北海道出身の人にした時は「へーそんなんですか。こっちはたまーに雪で行けなくなることはあるんですけどね」なんていわれた。
そんなこんなでスキーなんて金持ちでもなければ、高校のスキー研修になるまで履いたことなんかないヤツがほとんどだったと思う。長崎出身の原田知世もそうそうスキーなんかやってなかったに違いない。


てこって


である。脚本では冒頭の芳山和子と浅倉吾郎の会話の後に

3 ××スキー場・上級者コース
星明りに蒼白く光雪の中、…和子と吾郎、お互いに先に立ったり並走したり、雪煙を立てながら滑降して行く……いつの間にか背景の夜空の星、再び光跡を描いていて、異様である。
楽しげに滑り降りて行く和子と吾郎…

ってなシーンがあって、その後にスキー初心者のくせに上級者コースに紛れ込んで困ったことになってる深町一夫にであうってことになってたのである。まあ無理すりゃどーにかなったかもしれんが、このシーンに金かけたとこで大林・知世『時をかける少女』にどんだけプラスになったか分からん・・・なんて今となっては言えるのだが、尾道三部作の名コムビ剣持亘さんはどー思ってたんだろうか。


馬場康夫がこれ読んだとは思えんけどね。